法人成りのメリットについて
2025/01/06
個人事業主として活動していると、法人成りについて考えることもあるでしょう。
しかし、法人成りするメリットがわからず放置している方も多いかと思います。
そこで今回は、法人成りのメリットについて解説します。
法人成りのメリット
節税対策になる
個人事業主は所得金額が上がるほど税率が上がり、最高で45%の税率が課されます。
つまり、稼げば稼ぐほど多くの税金を納める必要があるのです。
一方法人は、一定の金額を超えた場合でも税率は23.2%までです。
そのため、一定の所得金額を超えた場合は法人成りすることで節税対策になります。
事業継承がスムーズになる
個人事業主の場合は、事業主が死亡した際に相続人が事業承継しなければ廃業扱いとなります。
一方、法人は相続人以外でも経営権を移譲することが可能です。
そのため個人事業主に比べて事業承継がしやすく、廃業のリスクが軽減します。
社会保険に加入できる
個人事業主は国民健康保険、法人は社会保険に加入します。
社会保険は国民健康保険に比べて保障が手厚いため、将来のことを考えると大きなメリットになるでしょう。
社会的信用を得やすい
法人は個人事業主に比べて社会的信用を得やすい傾向にあります。
事業が小さいうちはそれほど関係ありませんが、金融機関から融資を受けたいときや取引先を開拓したいときには法人の方が有利です。
まとめ
法人成りのメリットは以下の4つです。
・節税対策になる
・事業承継がスムーズになる
・社会保険に加入できる
・社会的信用を得やすい
事業が拡大するにつれて法人成りのメリットは大きくなるため、規模が大きくなってきたら法人成りを検討するのがよいでしょう。