消費税／キャッシュレス決済の手数料の課非（前半）

当たり前のようになったキャッシュレス決済

先日、こんなご質問を受けました。

「キャッシュレス決済の決済手数料に係る消費税は課税？非課税？」

 

まずは、クレジットカード決済に係る決済手数料の場合についてです。

↓国税庁質疑応答事例

https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shohi/06/02.htm

 

加盟店が信販会社に対して商品代金という金銭債権を譲渡し、譲渡代金を受け取ります。

この場合は金銭債権の譲渡に当たるため、消費税は非課税として取り扱われます。

同じく非課税になるものとしてはiDやQUICPayなどが該当します（後払方式）。

 

ここで1点気を付けるポイントが！

 

加盟店が信販会社と直接ではなく、決済代行会社を通しているケースです。

この場合は決済代行会社に対して金銭債権を譲渡しているわけではないので、

決済代行会社に支払う決済手数料に係る消費税は非課税ではなく課税扱いとなります。

 

次回は課税になるケースをみていきたいと思います。

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