臨時収入を得たときの確定申告について

副業のように毎月一定の収入があるのではなく、一時的にまとまったお金が入ることもありますよね。
その場合は確定申告が必要なのでしょうか。
今回は、臨時収入を得たときの確定申告について解説します。

臨時収入も確定申告の対象になる

臨時収入とは

臨時収入は一時所得とも呼ばれ、以下のようなものが該当します。
・懸賞などの賞金
・競輪や競馬などの払戻金
・生命保険の一時金
・損害保険の満期返戻金
・法人から贈与された金品
・埋蔵物発見や遺失物拾得などで受ける報労金
上記のように、定期的に入るお金ではなく一時的に入ってくるお金が臨時収入です。

臨時収入で確定申告が必要なケース

副業で収入を得ている場合は、所得合計が年間20万円を超えると確定申告が必要です。
しかし臨時収入は特別控除額50万円が控除されるため、年間で50万円を超える場合のみ確定申告を行う必要があります。
つまり、臨時収入の合計金額が年間50万円以下の場合は確定申告は必要ありません。

確定申告を忘れるとペナルティが課される

確定申告の対象者であるにもかかわらず申告しなかった場合は、無申告加算税と延滞税が課されます。
臨時収入は確定申告漏れが多いため、自分が確定申告の対象になるか事前に確認しておきましょう。

まとめ

臨時収入は特別控除額50万円が控除されるため、年間で50万円を超える場合のみ確定申告を行う必要があります。
確定申告を忘れた場合は無申告加算税と延滞税が課されるため、忘れず申告しましょう。
確定申告やその他税金に関してわからないことがありましたら、お気軽に当事務所にご相談ください。